| 電波男 | |
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電波男
「もはや現実の女に用はない。俺たちは真実の愛を求め、二次元に旅立った」
以前ファンキーラリアットでも取り上げたのですが萌えたが悪いか。キモイ伝にて紹介されている電波男。
著者の本田透氏のサイト「しろはた」を見るとどんな人かわかると思いますが、オタクの観点から見た恋愛感やら生き様を語るエッセイ。
世の中では恋愛資本主義というものを重視された世界となり、2次元と3次元の世界を行き渡るオタクはどのように生きればいいのか。
もてない男はオタクといわれ、もてない女は負け犬と称されることに対して正しい世の中の流れなのかと語る。
トラウマが2次元に目覚めた場合や世の中の悪を嫌い、引きこもった無害な生き方選んだ場合。
世の悪に対し、引きこもることをせずに萌を知らずに犯罪を犯してしまうDQNはもてて、萌を知り犯罪に手を染めることもしないオタクはもてないのか、それに対し負け犬は男の価値を決め付けるのか。
著者が出した結論、それは世の男として余った純粋なオタクを誘惑し、脱オタを計らせようとするエルメスでさえ本当の純愛ではないんだと。マトリックスこそが2次と3次の壁を打ち砕いた映画なのだと。
大作を生むことができるのも、犯罪者候補者であるとマスコミが言うオタクが犯罪を犯さないのも萌えの力で救われているのだと。
長くなりますが、感想を述べますと
いずれにせよ読んでいくと彼の世界に洗脳されてしまいそうです。
しかし、一人の男の生き方として読む分にはこういう考えもあるんだなと。
彼の言うことが正しいとも正しくないとも言い切れないけど、彼の言う『世の中は見た目こそが最大の価値であり、そこには純愛は存在しない』というのは半分当たっていると思う。
人間は視覚をもっとも重要視する。それゆえに見えているものを一番求めている。その欲求はイコール”100%純愛”であるという答えではない。
もてない主人公の映画であっても最後がハッピーエンドなら二枚目俳優を起用するというのと同じ。
確かにたまたま恋愛をする機会のなかった二枚目の男女がいるかもしれない。そして純愛という結果に結びつくかもしれない。
だが、世の中にはそんな人間はそんなにいない。純粋な愛なんてそう簡単にあるもんじゃないが、世の中の人間はメディアに刺激されてそれを求めている。
求めてるゆえに存在は実在しにくいのではないだろうか。
純愛という一種の流行が刷り込まれているからこそ、人は正しいものを見ることが出来ない。間違っていても正しいという世の流れには逆らえない。
見えているものだけ、周りにあるものだけが真実を妨げている・・・それが現実なのだろう。
しかしまあ在庫切れが続くほど売れてるんですかね。それとも出版数が少ないのでしょうか。
バイブルって感じでもないけど一種の念の重さを感じるな・・・・・・。